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こんにちは!マーケティング好きのミュージシャンブロガー馬男(@umaoshinmai)です!
最近よく聞くようになった「ブランディング」
以前まではよく「個性」という言葉で使われていましたが、最近では自分の個性と組み合わせ
ターゲットまでどの層に向けて作っていくかを含めた意味でブランディングという意味で使われることが増えてきました。
「ブランド(名前や商品)の持つ力」と言った何となくの意味で使っている方が多いと思いますが
より突き詰めて言うと
- 商品やメーカーのデザイン
- シンボルマーク
- 商標
- 名称
- キャッチフレーズ
- 記号
- ターゲッティングやプロモーションの方法
など様々な要素が組み合わさったトータルのイメージがブランディングと呼ばれています。
簡単に言うと「コカ・コーラ」と聞いたら
あのロゴが浮かび、味の想像が出来るその力です。
コーラの名称で出ている格安の商品も多いですが、同じ値段だとしたら絶対にコカ・コーラやペプシを選びますよね?
コカ・コーラのあの間違いない味の印象や、ブランドイメージがある限り根強いファンは商品を買い続けてくれることでしょう。
さて、これを音楽に当てはめると
と言えるほど突き抜けた個性がないとアーティストとして音楽で生きていく事は難しいと思われがちですが
必ずしも個性とはどこにもない音楽の事を指したり、変人と言われる圧倒的な人間性を指すことではありません。
今回の記事ですがアーティスト活動での個性の見つけ方や考え方
についてお答えしていきたいと思います。
と悩んでしまったり
と若いころは思うことは多いと思いますが、
アーティストと個性についての考え方と見つけ方について
より具体的に掘り下げて解説していきましょう。
では行きます!
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アーティストが『個性』を高める事で生じるデメリット。
個性を出す方法をお話しする前に
まずはアーティストが個性を高める事で生じるデメリットについてもお話ししておかなければなりません。
個性を目指すこと自体は悪くないが、その分万人受けしなくなる。
音楽で突き抜けた個性を得られたとして、それでファンの方を増やしていくこと、音楽で食べていこうと考えた場合、
どうしてもファンになりうる「ターゲット」と言うのは狭くなっていきます。
またライブで共演した対バン相手に評判が良くても
一般の人に対してはファンが増えにくかったり
ファンが沢山ついたとしても音楽関係者に受けが悪かったりと
音楽については狙えば狙うほど、突出すればするほど
自分達がこれから”どこをメインの活動場所にするか”考えていくのが難しくなっていく可能性があるのです。
ライブハウスの毛色であったり、はたまたYouTubeが良いのかニコニコ動画の方がいいのかであったり、路上ライブがいいのかであったりと。
個性が強ければ強いほど自分がどの層に強いのかを把握しておかなければなりません。
例として僕がやっている音楽「オトホリック」は二人組のアコギユニットなのですが
10年以上アコースティック系のライブハウスに出続けていますが
意外や意外、唯一可能性を感じれた場所は「映画音楽」だったからです。
僕が音楽を始めたころは映画音楽と関わりがあるなんて思ってもみませんでしたので
自分が考えている自分なんてあまり当てにならないものなんだと思っていた方が良かったりもします。
「○○っぽい」と言われることは必ずしも悪いことではない。
またポップスやロック系の音楽をやっている時点で、唯一無二の音楽なんてありえないものです。
個性というのは全く新しいものではなく、既存の音楽にどう”自分らしさ”を足していけるかだと思うんですよ。
それは単純な音楽性だけではなく、歌い方なのか歌詞なのか、はたまた着眼点なのか。
また「○○っぽい」というのは逆に言うと聞きやすさや親しみやすさにもつながる可能性だってあります。
(特徴がない無味な印象を与えている場合もあるので一概には言えないですが)
個性というのはバランスも大事なのだというのも考えつつ見つけていくようにしましょう。
アーティスト活動で突き抜ける『個性』の見つけ方。
それでは個性の見つけ方として
「自分の個性や強みを3つ以上書き出し、それを掛け合わせて発信していくこと」
と言う事になるんですが、自分の個性や特徴を自身でもわかっていないケースもあります。
そこで使ってほしいのがマインドマップです。
- 何人組なのか。(例:2人組の弾き語り系、5人組のバンドなど)
- 使っている楽器は?(例:アコースティックギター、エレキギター、ベース、ドラム、ピアノなど)
- ジャンルは?(例:ロック、ポップ、ブルース、アコースティック、EDM、ジャズなど)
- 歌詞の特徴は?(例:突き刺さる系、楽しく踊りたくなる系、笑ってしまうようなネタ系など)
と言うように自分のやっている音楽の特徴をまずはひたすら羅列して書き出してみましょう。
イメージとしては100人に1人くらいの個性を3つ組み合わせると1万人に1人の人やグループになれます。
100人に1人と言うのはミュージシャンの中での100人ではなく学校の1学年と言う意味で
と一瞬考えてしまう部分でもとりあえず書いてみるといいでしょう。
思いついた事をどんどんと書いていく事により、自分でも個性と気づいていない部分まで気づけることも多く
もっと深堀りしていく事でブラッシュアップできます。
また音楽のジャンルだけではなくメンバーのキャラクターに至るまで個別に出していくとさらに個性を見つけやすくなります。
例として
- 作曲が出来る
- 技術がとてつもなく上手い
- MCが抜群に面白い
- カッコ良い
- ライブハウスで働いていてミュージシャンの知り合いが多い。
と言ったところを書いていき
例えば
ピアノパートのメンバー技術が高いのであれば「Ben Folds Five」のようなピアノロックなアレンジの曲を多くするとか
ドラムのMCが上手いのであれば積極的にMCに参加させるとか
自分達は”何が売りで””どの層に””どのようになって欲しいのか”と言うのをより明確に考えていく事で個性と言うのは生まれてきます。
個性と言うのは「どこにもないジャンル」を見つけることではありません。
それは「掛け合わせること」です。
ファンとなりうるターゲットを見つけ出す。
自分の個性が見つかったのであれば、”どの層に”と言うターゲットとなりうる部分まで
マインドマップを使い”どこの場所に人口が多いのか”を割り出していくと
さらに自分たちのファンとなりうる見込み客を見つけ出すことが出来ます。
- ライブハウスなのか路上なのか。(ライブハウスならどこのライブハウスなのか)
- 男性なのか女性なのか
- 年代は10代なのか20代なのか
- 趣味は何か?
- 他に好きなアーティストは誰か?
- ファッションはどんな感じか?
などより具体的に明確に出していく”どこの場所で””どのように”活動していくかが見えてきます。
よくある失敗してしまう例としては「何となくやってしまうこと」です。
- 何となく誘われたライブイベントに出演する。
- 意味もなくブッキングライブに出続ける。
- とりあえず人が多い新宿駅で路上ライブする。
これは僕がずっとやってきてしまった失敗です。
本来であれば何となくライブハウスを決めるのではなく、自分の見込み客が少しでも多くいそうなライブハウスでライブをするべきですし
オシャレ系の音楽なのであれば、新宿駅ではなく下北沢駅だったり吉祥寺駅で路上ライブをするべきです。
ライブがないときはSNS上でファンとなる見込み客を見つけ活動を続ける。
また自分のターゲットが分かっていると
ライブがない時でも自身のプロモーション活動に生かすことが出来ます!
自分の音楽を知ってもらう為にいろんな活動場所を探しましょう!
Twitter上で自分と似たアーティストのファンと交流する
自分の見込み客を見つけるうえでオススメのSNSはTwitterです。
以前まではライブハウスで集客をし続ける事しか方法はありませんでしたが、SNS上で見込み客を集めることはかなり有効な手段として確立されています。
Twitterの利点としては
- ジャンルが幅広い。
- 拡散能力がある。
- 検索能力が高い。
と言えます。
例えばマインドマップで、自分のファンと属性が似ている人を探し
定期的にフォローをし続けいいねやリツイートなどで交流します。
自身もターゲットが好きそうな(興味を持ってもらえそうな)事をツイートしたり
ライブ映像や自分の音源などを定期的にタイムラインに流します。
フォロワーが増えていくにつれ、影響力が付きライブ集客にも大分役に立ってくれることでしょう。
欠点としてSNSのフォロワーとは増やすにはかなり時間がかかる事です。
実績がなく権威性がない場合と言うのは、なかなかフォローしてもらえないものです。
- Twitter運用の目的をハッキリさせる
- プロフィールを定期的に更新する
- 発信したい業界での実績を積む
と言う事を上手く組み合わせて、見てくれた人に対して「この人すごい」と思ってもらえるようにしましょう。
またフォロワーが増える=ファンになったわけではありません。
見込み客をさらにファンになってもらう為に、ファンなっていく順番を知り
ステップアップにつながるように運用するのが良いでしょう!
ファンになっていく順番については下記の記事で詳しく解説しています!
関連記事>>>売れないミュージシャン脱出計画|見込み客をファン化させる『5つのステップ』を分かりやすく説明する!
ライブ配信アプリで活動する
Twitterの他におすすめなのがライブ配信アプリです。
今ではライブハウスや自宅と言う場所に限らず、自宅からでも発信ができるようになりました。
僕の仕事の同僚はライブハウスでライブは行わず、17liveと言うライブ配信アプリに特化し続けたことによって
今では17liveから得た収入だけで生活しています。
ライブ配信アプリは女性じゃないとファンが増えないと思われがちなのですが
実はその知り合いは男性で、フォロワーは3万人を超えています。
ライブ配信アプリは集客と収益の双方を兼ね備えていますので
フォロワーが増えれば増えるほど集客に悩むことはなくなりますし
音楽に当てる時間や費用を増やすことが出来るようになるから好循環ですよね。
何事も0から1へ増やすことが一番大変ですがライブ配信アプリに挑戦する意味は大いにあると言っていいでしょう。
関連記事>>>17Live(イチナナ)で月150万円儲けた人がいたので話を聞きに行ってきた!Pococha(ポコチャ)との違いも書くよ!
YouTubeで発信する。
また言わずもがな、YouTubeも集客のツールとしてかなり有効です。
YouTubeはすでにライバルがひしめいていてチャンネル登録や再生回数を増やすことは容易ではないと思われがちですが
それでもまだやりようがありまして
方法としては視聴者のニーズを考え、的確な動画を作っていく事です。
僕のYouTubeのチャンネルもミュージシャンでありながらガジェットのレビューをやったり
音楽のマーケティングについての動画を制作しています。
もちろん「歌ってみた系」の動画も出しているのですが
なぜガジェットの動画を出しているかと言うと再生回数が稼げるからであり
また自分の音楽をBGMとして使用することで僕の音楽「オトホリック」の音楽も聴いてもらえるからですね!
プロモーションビデオや歌ってみた系の動画だと絶対的に動画の本数が多く出せませんし
僕や自分の音楽を知ってくれる媒体としては何でもいいと思ったのでそのようなチャンネルを作らさせていただきました!
関連記事>>>YouTubeのチャンネル登録100人の壁を突破!かかった期間や動画本数、やってきたことなど全て晒す!
プロモーションのやり方で個性を出すという方法もある。
こういうプロモーションの垣根を無くすことによって、まだまだ知ってもらう母数は増やすことは出来ます。
ミュージシャンでよくあるワナとして
と言う気持ちがあるかもしれませんが
発信する方法やツールによって今後の結果が大きく変わってくるかもしれないというのを分かっておいた方が良いでしょう。
例えば10年前にYouTubeの全力でやっていたら結果は変わっていたかもしれません。
「神聖かまってちゃん」がニコニコ動画ではなくYouTubeを使っていたらあんなに脚光を浴びることはなかったかもしれません。
自分がどのようにどのツールを使いどのターゲットに発信していくか考え続け個性を出すようにしていきましょう。
まとめ|アーティストの『個性』は音楽性だけに留まらなくなった。
さて、見ていただきましてありがとうございました!
2020年現在、音楽性の『個性』だけでは集客や売り上げには直結しなくなり
よりマルチな才能が求められる時代になりました。
ツールは無限に存在し、限られた時間の中で何を選択するかがより難しいと思うかもしれませんが
一番大切なことは考え続ける事です。
僕自身もまだまだ結果が出ていない状況ですが、少ない時間を最大限生かせるよう継続をしていきたいと思います!
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またね!馬男でした!
公開日:2018/12/18
最終更新日:2020/09/15
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