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こんにちは!
絶賛下積みミュージシャンの馬男(@umaoshinmai)です!
僕はもう人生初ライブから換算するとライブ歴17年ほどになるのですが
(初めてのバンドはハイスタのコピーバンド)
昔と違って最近ライブハウスに元気がないなぁなんて思っているので、ライブハウス関連の記事を投下してみたいと思います!
近年(っつっても2017年半ばだけど)SNSで議論が巻き起こった
動員の少ないバンドはライブするのを止めてもらえないだろうかというブログ記事が話題になったのを覚えています?
要は
「ライブノルマ以下しか集客出来ないバンドはライブに出るな」
と言った意見。
それってどういった意見かと言うと
ライブハウスが増えすぎ!増えすぎたライブハウスを減らすためにライブノルマ撤廃だ!払うのはやめよう!
→多くのライブハウスを潰れるから残ったライブハウス=ハイクオリティ。
→ライブもすごいし、お客さんも増える!
=ライブハウスもアーティストもお客さんもニコニコ!
と言うちょっと過激な内容でした。ざっくりいうとね。
かなり煽って炎上したブログ記事ではあると思うし、攻撃的な記事なので一概に賛成はしないんだけど
集客しない(する気がない)バンドはライブハウスでライブするなと言う意見。
僕的には至極ごもっともだと思っています。
もちろん楽しむために割り切って集客しないバンドもいるにはいるんでしょうが
プロ志向のアーティストも同じライブハウスに出演する以上
お客さんは多いに越したことはないと思うので、アーティスト側にも営業努力はするべきだと考えています。
ではどうしたらいいのか?このジレンマについての回答をしたいと思います!
と言う事で今回の記事では
・「ライブハウスの現状」と「僕らアーティストがおこなわければならない意識改革」について。
別に煽るつもりもなく、炎上させる気もさらさらない。
「元気がなくなってしまったライブハウス」を元気にするために一石を投じれる記事になるんだったら嬉しいと思って記事を書いています。
(ちょうどこの記事を書いている次の日もライブだしね)
それでは行ってみましょう!
[toc]
その他の集客記事は下の『集客カテゴリ』からどうぞ!
現状のライブハウスを取り巻く集客に関して問題とは何か?
「どう?最近集客上手くいってる?」
「こっちは全然閑古鳥だよ。ライブハウスに人いねーもん。何とかしないとな」
数年前からそんな意見が出まくっているけど、2018年になっても同じ意見が繰り返されて、有効な手立てはなく時間だけが過ぎている。そんな現状です。
自宅で楽しめる娯楽が増えすぎた今、音楽業界はブロガーの世界とは違って
「強者がすべてを持っている状態」ですら少なくなってきている。
そもそもライブハウスに行く人が少ない。
きっといるところにはお客さんはいるんでしょうけど、馬男のまわりの界隈はとにもかくにも元気がない!
特に僕らみたいなアマチュアミュージシャンに
美味しいオコボレが落ちてくるような話はここ数年聞いたことすらない。
具体的な数字の面を言ってしまえば
少なくとも馬男が出ているアコースティック界隈のライブハウスに至っては
平日お客さん10人もいない状態は当たり前といった状態なのだ。
じゃあバンド専用のライブハウスは違うのか?
と言われてもほぼ同じような状況だと思う。やはり集客と言う問題はどこの世界にもあること。
以前とは変わったこととして、ほんの10数年前までは
どこの箱にもライブハウス独自のファンがいたわけだけれど
すでにそういったお客さん絶滅危惧種に指定されている状態であり
ここ5年くらい「ライブハウスが好きだから通っています♪」って人はほぼ見ていない。
そのわりには新規のライブハウスの数が増えていて
Twitterやってても「初めまして!ライブしませんか?」と言ったライブノルマ目当てのDMも多く
もはや
「ライブハウスの収益はノルマを払うアーティストだけ」だ。
しかもそのアーティスト側も限界が来ていると言った印象です。
(僕自身もかなり疲弊してきているし)
でもライブノルマがなくなったら、多くのライブハウスは潰れてしまうのは目に見えている。
だから僕は一概に「ライブハウスが集客努力しろこの野郎」とは思えないのです。
少なくとも
アーティスト「集客してないライブハウス側集客しろ」
VS
ライブハウス「いや、客が付かない音楽やっているアーティスト側が集客しろ」
と不毛な議論をしている時間はないのだ。
月並みな意見だけど、これは業界全体で考えなければならない事だ。
じゃあどうしたらいいか?僕なりに、提案したい事がいくつかあります。
集客に悩むアーティスト側への対策方法は3つ。
①「集客する媒体」×「演奏するライブハウス」と別で考える。
まずアーティストに提案したい方法1つ目は「ライブハウスで集客をしようとするな」です。
- YOUTUBE
- ツイキャス
- FACEBOOKライブ
- 17LIVE
- Pococha(ポコチャ)
- MixChannel(ミクチャ)
- Live.Me(ライブミー)
- SHOWROOM(ショールーム)
- OPENREC.tv(オープンレック
- BIGO Live(ビゴライブ)
- Hakuna Live
などと2020年いくらでも動画を撮ったり配信したりするサービスがある現代において
日々の生活の中で集客につなげるツールと言うのは数えきれないほどあるし、その上でバンドマーケティングを学んでいるのかと言う点だ。
- 演奏を動画を撮って、その媒体を集客ツールとしてきちんと使っているか?
- SNSはきちんとした方法で運営しているか?
- アンケートはきちんと配っているか?
- 無駄なライブノルマを払ってはいるか?
- メルマガは行っているか?
など考え出したらいくらでも改善点と言うのは見つかるはずだ。
と言いたい気持ちは分かるが、それはあなたのバンドなんだから「学べ」としか言いようがない。
あなたのバンドなんですから、適当に運営しないで運営方法をきちんとバンド全体で
話し合って今一度考えつくしていただきたい。
一番の課題は「継続していくこと」だと思うけれど
アーティスト側にとって17Live(イチナナ)で儲けた人の記事にあるように
関連記事>>>17Live(イチナナ)で月150万円儲けた人がいたので話を聞きに行ってきた!
直接収益があげられるようなシステムがあるんですから
むしろ追い風と考えてもいいかもしれないです。
スマホ側でいくらでも楽しんでもらえる状態であるし、知ってもらえる機会は昔より増えている。
しかも”楽しませる=集客につなげる=収入につながる”と言う黄金方式にもなっているのだ。
(ツールが増えてきた為,ライバルも分散しているといってもいいしね。)
ライブハウスに行かなくても、動画で見ればいいやというライトユーザーが増え続けている問題もあるかもしれないが
それはそれでメリットも多いと考えるべきだと思う。
集客する媒体を別で頑張り、演奏を楽しんでもらえる場所としてライブハウスを選択する。
「ライブハウスで集客をする」と言う考えが、もはや時代錯誤な物にいるような状態だからこそ、日々の生活の中で出来る限りの事するべきなのだ。
これからのライブハウスへの接し方はあくまで
「集客は別の部分で行い、あくまでライブハウスではイベントを行う為の箱を借りる」
と言った対応が好ましいのだ。
泥臭いことをしたくないのはすごく分かるけど、一度きちんと考えてみてもらいたい。
僕はミュージシャンとしてずっと活動してみたけれど、ブロガーとして動き始めてから気づいたことが本当にたくさんある。
そして「ああいう風にやっておけば良かったな」と後悔することが多いからこそ
未来の自分の為にやっておいた方がいいことはたくさんあるはずだ。
ライブ配信アプリの種類は沢山あるが、個別にメリットデメリット等の内容を記事を書いているので興味があったら見ていただきたい。
関連記事>>>【ライブ配信アプリ】Hakuna Liveって稼ぎやすい?ユーザー数・換金率・ライバルの有無など様々な視点から総合評価!
関連記事>>>ライブ配信アプリおすすめランキング!今からでも稼げるアプリを順位付けしたよ!
集客が出来ないならライブの本数を減らそう。
そして、今のライブの形態が無駄に感じてしまうのであれば、ライブ本数を減らす努力をしても良いと思う。
たくさんライブをしたい気持ちは分かるし、たくさんライブをすればするほど
経験と言うのは増えていくしライブのステージングも増えていくと思うでしょう。
でも違うんだ。
それはそれで非常に良い事だとは思うのだけれど
やっぱりお客さんが少ない環境でいくら良いライブをしても
見てくれる人がいない限りはお客さんが増えていく事はないのだ。
むしろあなたが払うべきだったライブノルマで、どれだけ宣伝が出来るだろうか?
と考えたことがあるかい?
そういった事をきちんと考えて行動に起こす必要があるんだ。
これは「バン活」と言う別ブログで星川(@Soh_RundabanSP)さんが書いた記事がすごい面白かったんだよ。
「あなたが払ったノルマ代¥30000でできたネット広告シリーズ」と言う物で
すごい参考になりますので見てみるといいと思う。
星川さんは、今のバンドマンに対して必要な生き方を教えてくれる人だし
ネット上でも有益な情報をくれる人と積極的に絡んでいくと思う。
ツール 予算 推定リーチ ①ツイッター&ココナラ ¥10000 20万 ②Facebookページ ¥10000 1万 ③Google Adwords ¥10000 2000 合計 ¥30000 21万2000
そして、そうやって無駄を省いて効率よくライブをしていければ、もしかしたら開ける道もあるかもしれないのだ!
昔のようにライブの評判が上がれば業界人が手に取ってくれて
いつかはメジャーデビューの道が開ける!
と言った神話はとうに無くなっている。そういう現実を見た方が良い。
むしろライブの本数が月に数本ガラガラのライブをするよりも
3カ月に一回10人お客さんを呼べた方が、あなたへの評判は上がるんだ。
もし今のあなたのライブに無駄な物が多いのであれば
効率的なライブの組み方を学んでいくように努力しよう!
そういったいわゆる「バンドマーケティング」についても記事を書いているので見ていただけると幸いだ。
関連記事>>>売れないミュージシャン脱出計画|見込み客をファン化させる『5つのステップ』を分かりやすく説明する!
関連記事>>>音楽マーケティングの『役割』を理解してファンを増やす方法!【知らないと損するよ】
『ライブハウス側への提案』|ライブハウス側でも集客努力をして、ライブ出演を減らすよう提案できるような営業形態を目指そう。
そしてライブハウス側への提案だ。僕はライブノルマを辞めろとは言わない。
ただ、ライブハウス側で集客出来ていないアーティストに対して
ライブを誘うのはやめてくれ。
アーティストへライブを減らす提案はしないよね?それはなんで?
アーティストが「ノルマ払ってくれるお客さんだから」だよね?
いや、もちろんアーティスト側もすごい営業努力は必要だけど
ライブハウスも集客に対する努力はすごい必要だと思いますよ。
- チラシ・HP以外で新規のお客さんを集めようとしてますか?
- しかもチラシって”何となく”でチラシ作ってない?
- どんなアーティストがどんなライブをするか載せてます?
- もうブログは辞めてしまったの?
- マーケティングは勉強しないの?
たくさん改善点はあると思います。
もっと言うなら
ライブハウスのスタッフの愛想は相変わらず悪いし
入りずらいし飯も出ないし
トイレ汚いし立ち見だし
飲み物もすごい高いんだ。
これってすごい問題で、ライブハウス好きでもない人が行こうとは思わないよ。
もはや飲食店としては他の店舗には太刀打ちできないと思うよ。
まず衛生面良くないし。
え?「うちはライブを見せる事がサービス?」だって?
「それがライブハウスだ!」だって?
うん、一番の問題はその考え方であって
もうそんな怠慢なライブハウスは潰れてもしょうがないよ思っているよ。
ただ、アーティスト側を無駄にダマしてノルマを採取するのは辞めていただきたい。
と思っているんだよ。
でないと音楽界隈のクオリティが上がらず
いくつになっても
ライブハウス側がアーティストを選んで出演させるような形態にならないからだ。
ライブをするなとは言わない。
ライブを誘うなとは言わない。
ただ、ライブにお客さんが呼べないアーティストが
4,5バンド集まって月に3.4本ライブをやらせても
このままではライブハウスにお客さんが付くシステムを作り上げるのは無理だろう。
歯を食いしばってライブを続ける。
『いつかはお客さんが集まるようになる』そんな幻想的な妄想を押し付けるのはもうやめよう。
焼畑農業ではなく、小さな芽に水を上げるような事を共有していきたい。
ライブハウスもアーティストも勇気を持とう。
アーティスト側も断る勇気をもって、集客は別の場所で行おう。
そして、ライブハウスはマーケティングくらい学ぼうよ。
あとがき
見ていただきましてどうもありがとうございました。
ちょっと辛辣な意見も多くなってしまって感じ悪くなってしまってごめんなさい。
僕も集客と言う点では勉強中である身ですし、僕自身集客は非常に苦手なんだけど
まだライブを全力でやっている1ミュージシャンの意見として聞いてくれたら幸いです。
そして顔出ししていると言いづらい意見も多いから
「顔出ししてないミュージシャンブロガー」としての立場を利用させていただきました。(笑)
たくさん厳しい意見を言ったと思いますし、綺麗事や机上の空論と言われても仕方がないけど、ちょっとでも頭に何か考えてくれたらそれでいい。
ちょっとずつ意見を出し合って、良い方法論を見つけていこうと思います!
僕もあなたも音楽で人生を豊かにしてもらえた立場は一緒です。
一緒にこの元気がなくなってしまった音楽業界を盛り上げるように頑張っていきましょう!
最後まで見ていただけてありがとうございました!
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公開日:2018/05/01
最終更新日:2020/03/28
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