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こんにちは!ミュージシャンブロガーの馬男(@umaoshinmai)です!
僕は音楽専門学校を卒業し、早16年ほどミュージシャンとして活動をしています。
これから
「プロのミュージシャンになりたい!」
「その為に音楽の専門学校に行くんだ!」
と考えている若い世代に向けて
今回は音楽専門学校を選ぶ基準についてお話していきたいと思います。
音楽専門学校を選ぶ基準はどんなところだと思いますか?
僕も専門学校を選ぶ際に、若く経験も乏しかったのである程度評判に任せて決めてしまった部分がありました。
オープンキャンパスに行ってもどこを見ればいいのか分からなかったりするんですよね。
- 音楽専門学校に進もうと思うけど、何を基準に選んだ方がいいのかな?
- 実際に音楽専門学校で学んだ人の生の声が聴きたい。
- 「音楽業界に就職が強い」とか書いてあるけど本当?
こういった疑問についてお話していきたいと思います!
では行きましょう!
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プロになる為に、音楽の専門学校を選ぶ3つのポイントとは!?
ではまず僕が思う、音楽専門学校を選ぶ基準についてお話しします。
- 入学人数
- 講師陣の人数
- 在校生の様子(学校周りや生徒の活気。)
- 学校の毛色(自由度、ジャンルなど)
こんなところでしょうか?順々にお話ししていきたいと思います。
音楽専門学校を選ぶ際の基準①:入学人数が多い方が、出会う人が多い。
まずは入学人数です。
音楽専門学校は数多くありますが、音楽専門学校入学数と言うのは年々減少が続いています。
以前の記事に詳しくは書いていますが
音楽学校で一番の強みと言うのは「人との出会い」です。
- バンドメンバーとの出会い。
- 一生学びたいと思う講師
です。あなたがこれから成長できるかどうかは、いわば周りの人たち
によっていくらでも変わってくるわけですよね?
関連記事>>プロミュージシャンになる為に学校に通うってどうなの?←【体験談から教えます】
だったら、出会う人数と言うのは多い方がいいわけです。
それに伴い、音楽を教えてくれる講師陣も
例年の入学生徒数から決まってくるわけですから
出来る限り多くの人数と関わられる人数の学校が良いです。
少数人数=親身に教えてくれる学校と言うわけではないです。
(それをウリにしている専門学校はありますが)
学校の特色であったり、これから伝える別の要素で
総合的に決めていくようにした方がいいですが
入学人数と言うのはかなり大きな重要な要素と言っていいでしょう。
専門学校の入学の人数は「学校名 募集人員」ネットで調べることが
可能ですが
大手の学校をこちらにも載せておきたいと思います。
・入学案内 - 尚美ミュージックカレッジ専門学校(外部サイト)
・入学案内|音楽・芸能と楽器の専門学校 ESPエンタテインメント東京(外部サイト)
・入学案内 | 音楽 専門学校 | 東京 | 日本工学院ミュージックカレッジ(外部サイト)
・募集要項|少人数制の音楽専門学校:横浜ミュージックスクール(外部サイト)
学費が高いからといって特に特色に差があるわけではない。
音楽専門学校は、数多くありますし学費も高いのから少しばかり安めの所まで様々です。
ただ、高いからと言って何かが変わる事はありません。
使う機材などが高級品になるのかもしれませんが
それ以上に重要視するべきなのは出会う人数や、特色です。
現代は安い機材やパソコンでも一定のクオリティで音楽を作る事が可能ですし
高級機材があったとしても生徒に自由に使わせていただけるわけではありません。
入学前にはどうしても学校の規約などは、あまり調べても意味がありませんので
人数や特色を実際に見に行って、判断するようにしましょう。
音楽専門学校を選ぶ際の基準②:学校の特色・在校生の雰囲気・活気があるかきちんと調べよう。
さて、次は音楽専門学校の特色です。
夏休みや休日中
オープンキャンパスや体験入学などが開催されていると思いますが
学校側でも翌年の入学者数が変わってきますから、もちろん体験入学に力を入れています。
要はいいところばかり見せようとするわけですね。(笑)
ですから行くところ全てが素晴らしい学校のようにも思えますが
オープンキャンパスで見ておきたいポイントについてもお話しします。
オープンキャンパス・体験入学は「先生だけのカリキュラム」だけでなく「在校生の様子がうかがえるか?」を確認する。
まず一番のポイントはこちらです。
オープンキャンパスと言っても、体験入学のようなものであると土曜日や日曜日に開催されることも多いと思いますが
土日の場合は在校生は休みになる為、講師と体験入学者だけで行われる場合があります。
これはいわば
「入学した後の授業の体験」をする事になるんですが
学校側では実際の授業よりも、良く見せようとしてくる場合があります。
(当たり前なんですけどね。)
もちろん行われるカリキュラムは生徒から一番人気の「マンツーマンレッスン」だったり
「少数人数のグループレッスン」します。
ただ、入学後は他にも大人数による
- 基礎トレーニング
- 作詞
- 作曲
- 発声練習
など地味なトレーニングもやることになります。
僕が入学した頃は、これらに加えて
- 世界の音楽を学ぶ「ワールドミュージック」
- ステージング
なんて授業もありました。
ですので、全ての授業が体験入学で学べるわけでもないと言う事を覚えておきましょう。
体験入学の際、理想は「この人!」っていう講師が見つかったら最高。
ですので、体験入学をする際は
- 講師の教え方が自分に合っているか?
- 講師が好きな音楽が自分に合っているか?
- 講師に入学後も付いていきたいか?(入学後もその講師はいるのか?)
といった点を重要視するのがいいですね。
本当に付いていきたい講師がいるのであれば、それはかなり理想的です。
あと、意外と見落としがちなのが
入学したら講師がいなくなってた
と言うパターンもよく見受けられましたので、注意しておきましょう。(笑)
重要なのは体験できる授業ではなく在校生の様子。
また、一言に体験入学と言ってもすべての学校が同じようなシステムを導入しているとは限りません。
在校生が休日返上で
- 歌を披露したり
- 話す機会を設けたり
している場合がありますが
その場合は在校生の様子もかなり学校の特色を知る良いチャンスとなります。
見るべき点としては
- 在校生がどんな音楽をやっているか?
- 在校生が楽しそうに音楽をやっているか?
- 講師と在校生との関係。
こういったところを見ると良いでしょう。
実際にあなたの未来が見ている在校生となりますので、実際に入学した様子などを直接聞いてみるのも良いですね。
こういった質問を思い切って在校生にぶつけてみるのも面白いです。
その在校生が本当に楽しく音楽を学べていると感じたのなら、入学に値すると思っていいですしね。
補足ですが
実際に僕も在学中、ボランティアとして体験入学を手伝ったことがあります。
僕も同級生数人と歌のユニットを組んで歌を歌ったり、オリジナル曲を披露するような軽いライブの様な物をしましたが
体験入学に来るような後輩たちは、とても目がキラキラしていたのを覚えています。
それは非常に大切な事だし失くしてほしくはないんですが
それゆえに
ミュージシャンになりたいと言う「憧れ」や「夢」を抱いているので
少し盲目的で見えてない部分もあったかもしれません。
だからこそちょっとだけ冷静に俯瞰して見ることによって、見ることも必要なんだと思います。
出来る事なら、平日に音楽専門学校の周りの活気を見に行こう。
そして体験入学だけでは計り知れない、平日の通常の在校生の様子を見に行ってみましょう。
学校の中には入れないと思いますので、見るとしたら学校回りの活気などです。
見るべき点は上と同じですね。
- 楽器を持っている人は多いか?似たジャンルの人はいるか?
- 楽しそうに音楽をやっているか?
- 学校回りの店などは学生用のメニューがあるか?
などです。
ちなみに
「学校回りの店などに学生用のメニュー」があれば、生徒がその店をよく利用すると思われますのでその専門学校の活気度を図ることが可能です。
そして、可能であれば在校生に話しかけてみて下さい。
思っているより、在校生はあなたに優しいです。
僕も先輩にはお世話になりましたし、後輩とも仲が良かったです。
音楽専門学校に通う人たちは
みんな目的が「音楽で生計を立てたい」と思っている同士なので
きっとその学校にまつわる、今後役立つ情報を教えてくれたり
もしかしたら内緒で学校に入れてくれるかもしれませんよ!
音楽専門学校を選ぶ際の基準③:学校側のスタンスについてに自由度が高いか?
さて、最後になりますが学校側のスタンスや自由度についてです。
こちらは、入学を考えている人が一番重要している部分かと思いますが
あまり学校によって違いはありません。
(ポップスやロックのジャンルであればどの学校を選んでも大きな差はないです)
クラシックについては、力の入れ方が学校によって違う為
声楽学科や管楽器などはホームページを見て力の入れ具合をチェックするようにしましょう。
むしろ学校側のスタンスで、見るべき点は生徒の「自由度」についてです。
学園長がジャンルを禁止した学校があった。
これは僕の体験談で補足になりますが
僕が入学した専門学校の学園長はある日、ロックと言うジャンルを禁止にしました。
恐らくは学園長がクラシック出身だったからなんでしょう。
ある日「ロックを歌うな」と講師陣に言い放ち、学校内でかなり大きな問題になりました。
生徒達は結託し、週刊誌にリークをしたりして
ロック禁止と言うのを解除するよう動いた事がありました。
(まぁ僕と友達数人なんですがw)
結局学校側が折れて、通常通り自由に音楽が出来るようになったのですが
専門学校と言うのは、ある日運営方針がガラっと変わる場合があります。
そんな風に、「入学してから自由に自分が好きな音楽が学べる場所か?」と言うのも重要な要素となる場合があります。
上で書いた体験入学などで先輩に聞いてみるのも良いでしょうね!
最終的に、学科やコースについては自分の直感で決めて大丈夫。
こういった点を見ながら最終的に決めた学校であれば、最後は直感で決めても大丈夫です。
ただ、一番重要なのはネットの情報に踊らされるのではなく、最後は自分の目で見た情報を信じること。
ネットの世界はウソも多いし、間違っている情報も多いです。
だから、出来る限りその場所で様子を見に行って自分で決めると言う事が重要になります。
『音楽業界に就職が強い』は信用できない!?
最後に音楽専門学校生による『音楽業界についての就職率』です。
これについては
ミュージシャンとして入学したとしたら
就職先はほとんどないと思ってもらっていいでしょう。
(エンジニア系は覗く)
僕が通っていた学校も就職率と言う事で最終的に数字が出していましたが
アテにしないでください。
理由としては「全く関係ない就職先まで就職率としてカウントされているから」です。
就職先が、コンビニでもガソリンスタンドでも何でもです。
実際に音楽業界に進んだ人は、ミュージシャン学科の人数的には100人に1人程度でしょうか。(あくまで体感ですが)
むしろフリーターで音楽をやり続けた人の方が、音楽業界に就職しているレベルですよ(;^ω^)
夢を追うなら、リスクを取る事が必要なのかもしれないですね。
あとがき|ライブなどで経験をひたすら積もう。一番大事なことは、自分から動いて行動することだぞ!
さて、見ていただきましてありがとうございました!
少しは参考になったでしょうか?
プロミュージシャンになる為に学校に通うってどうなの?←【体験談から教えます】
でも書きましたが
一番重要なのは環境ではなく、「自分の動き方」です。
音楽専門学校には過度な期待をせず
- 自分で何を学びたいか?
- その上でどうやって動いたらいいか?
をひたすら考えるようにしてください。
そうやって考える癖を付けることによって未来と言うのは、いくらでも変わります。
だからこそ音楽の技術だけではなく、一人で音楽を仕事にする為に必要な事を学んでいってくださいね!
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