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【ネタバレなし!】「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督がなぜ成功したか、一緒に映画を作った友人が解説してみる。

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こんにちは!馬男(@umaoshinmai)です!
2018年は「カメラを止めるな!」が映画界の話題を席巻して大成功を収めましたね!

馬男もインディーズ音楽をやっている身として、非常に嬉しい限りです!

 

と言うよりも、監督の上田監督とは古くからの友人でございまして

  • 仕事の元同僚
  • 上田慎一郎映画の過去作品の主題歌を歌っている

という事で、今でも監督とは連絡を取り合う仲なんです。

 

ですのでそんな上田慎一郎監督を生で直に見てきた僕が

上田慎一郎監督がなぜ大成功を納めたのか?
について書いていきたいと思います。

 

それでは行ってみましょう!

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[toc]

その他のミュージシャン向け役立ち情報記事は下の『コラム』からどうぞ!

『コラム』カテゴリを見てみる。

まず本題に入る前に…

本当はこの記事を公開するかについてずっと悩んでいました。

それって僕がブロガーとしてアクセスを集まる為に

大成功を納めた友人の情報を切り売りし、ブログ記事に書くことが
あたかも友人の事を「トレンド記事」のように扱っている気がして気が引けていたんです。
(ブロガーではよくある定番の手法)

 

Twitter上でも他のブロガーさんが「カメラを止めるな」関連の記事を公開していて嬉しい反面

「こうやって取り上げられるのも有名税だな」とも思ったりしたり
それでも上田慎一郎監督を応援したいと思ったり

いろいろ複雑な気持ちになった事があったので公開するのをためらいました。
(ブロガーとしてトレンド記事を扱う事自体はアリだと思いますが)

 

要は友人の事を記事として公開する事に迷いがあったってことですよね!

 

だからちょっと気が引けていた事もあったんですが
それ以上に「自分なりに上田慎一郎監督の良いところを伝えたい」
っていう気持ちも増えてきたのが事実です。

もちろんアクセスを増やす為にトレンド記事を取り扱ってみたいという気持ちもあったので、いろんな気持ちが交差した結論が今の答えだと思っていただけるとありがたいです。

 

念の為、上田慎一郎監督に連絡を取り、この記事をアップする際に許可を取得してみました。

ありがたい事に快諾していただけました!)

 

だからこの記事をきっかけにアーティストで「好きな事をやっているご飯が食べられない人達」に力を与えられるような事を発信していけたらと思ってもいます。

 

売れたらこうなるよ~という意味も含めてね(笑)

馬男の顔バレのリスクもあった。

次に僕自身の顔バレのリスクもありました。

ただ現状「上田慎一郎 過去作品 主題歌」なんて調べられても出てこないので、ありがたいやら悲しいやらな感じですが

「顔出しも考えているからバレたらバレたで構わないや!」と思い始めたのも公開する理由の一つです。

…といろいろ理由があって時間がかかってしまったのですが

 

「売れないミュージシャンブロガー」が「売れた映画監督」と友人と言う冗談みたいな記事で考えて貰えたらありがたいと思います!

 

では、本題に行きましょう!

 

【追記:2019/01/21】

いろいろ悩んだきっかけで、僕馬男は顔出しする事にしました!馬男の「中の人」に興味があるがある人は詳細プロフィールまで。

 

上田慎一郎監督を一言で表現するなら「永遠の夢見る少年」

まず1つ目の理由。

それは逆境に負けず好きな事を全力でやり続ける「継続力」です。

 

上田監督は、出会ったころから本当に純粋な少年でした。

上田さんの事を簡単に言うと
「映画の事ばかり考えていて、人を信じやすくて、気遣いも出来て、いろんな人が手伝ってあげたくなるような人」でした。

 

その上面白い事だったらムチャしてしまうような人間で、いろんな人に騙されてホームレスまでになってしまった人なので
いつだって好きな事には全力で立ち向かうような人でした。

 

ちなみに上田慎一郎監督の生い立ちで言われている
「人に騙されて借金」「ホームレス」「琵琶湖で救助された)」と言う話は本当の出来事です。(本人に直接聞いたので(笑))

例えるなら自分の人生を、文字通り映画のように冒険するような人です。

 

その上失敗したことに対して落ち込むようなことはなく

「楽しかった!」で終わらせるような人です。

 

まさに映画バカ(褒めてます)で人間らしく

僕にとっては憧れる「楽しそうに生きる」人です。

 

多分上田監督の中では「失敗」っていう言葉は存在しないんじゃないかな?(笑)

 

しかも自分の夢に対して道に迷ったりはせず、逆境も楽しめるような人間で

奥さんのふくだみゆきさんが言っていた「私生活は相当ポンコツ」はいい表現だなぁって思いました。

ふくだもこの話題に触れ、「ちゃんとできるのは映画だけで、私生活は今も相当ポンコツ」と語った。

参考サイト:上田慎一郎 - Wikipedia

 

その昔、上田監督は代々木公園で寝泊まりしながら
ご飯を食べるお金がなく、職場に白飯だけ持ってきて馬男の同僚からおかずだけもらう
と言う生活をしていたそうですが

(僕と出会ったころはお金も多少はたまったそうで、中野駅に家を借りれてました。)

 

その頃から今も変わらず「熱く、逆境に負けず、ずっと夢をみている」ように思えます。

その癖、人を信じやすく騙されやすいタイプでもあるので「何だか手伝ってあげたい」と思えるそんな人です。

 

きっと上田監督は自分一人の力で成功したなんて微塵も思ってはいない人で
周りの人と喜びを共有できるような人です。

きっとそういう人の方が成功するんでしょう。

 

よく言われている「僕は周りの人に支えられて成功した」って言うのはきっと本当の事で
上田監督は今でも周りの人に支えられているって言っているんでしょうね。

そういう人でありたいと思いますね。

 

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上田慎一郎監督はどんな事にも全力投球する人。

2つ目の理由。

それは何事も一生懸命で全力投球する人だったこと。

 

結果的に上田監督とは仕事の垣根を超えて付き合いをしていますが
出会い自体はアルバイト先が一緒だった事がきっかけでした。

 

出会ったころ上田慎一郎監督は「年下だけど恐い職場の先輩」で、自分にも他人にも愛のある指導をしていて
それはそれは仕事に厳しい怖い先輩だったんですよ(笑)

 

結局仲良くなって僕の曲を気に入ってくれ、映画の主題歌を担当するまでにいきましたが

出会いはじめは僕と同期のダンサーさんが仕事が出来ないタイプだったので、大分責された覚えがあります(笑)
(職場自体もめちゃめちゃ体育会系だった)

 

その上、自分に厳しく仕事にも全力投球で

仕事の暇な時間帯、パソコンのメモ帳に映画のアイディアを書いているような人でした。

(僕も今似たような事をしていますが)

だけど、そんな怖い先輩のわりに仕事場が終わると気のいい兄ちゃんタイプでもあって
これから作っていく映画の相談や、僕の音楽の事、周りのバンドマンと一緒に
自分の夢の事をご飯を食べながら話した記憶があります。

 

まるで、10代に公園で語り合っているような、そんな空気でした。

きっと「カメラを止めるな!」の現場でも同じような空気だったんでしょうね。

何事にも全力投球で、自分がかかわった年上・年下関係なく、一生懸命やっている人には全力で応援してくれる。

そんな人でした。だからこそ、周りにいい人が集まるんでしょうね。

 

上田慎一郎監督の手帳はボロボロで真っ黒だった。

※画像はイメージです。

成功した理由の3つ目。
上田さんで印象に残っていること。

それは「手帳が予定で真っ黒で、毎日物事を積み上げていくような人」だったことです。

職場で上田監督とシフトの話をしているとき、映画の話をしているときなど手帳に予定を書いていたんですが

その手帳がボロボロで予定がほぼ埋まっていたんですよ。

そして毎日毎日終わった人×印で消していくスタイルを取っていました。

 

それって毎日

「自分がやったこと」「これからやらないといけないこと」「やりたいこと」などを紙に書いて毎日、自分のやってきたことを振り返っていたって事ですよね?

 

馬男
馬男
毎日そんな事をして積み上げていければ、そりゃあ大きな事を成し遂げるよ~

 

なんて今考えるとそう思います。

でも思うのが

単純に他人の成功した方法を真似するのではなく
いかに自分にその経験を生かせるか?って考える脳みそが必要に思うわけで

自分が置かれている環境も違ければ、人にはやらなければならない分量も違うわけです。

 

人の成功した部分だけを汲み取っていくのではなく、本質を理解するように考える事が重要な気がします。
(僕も生かせる事が出来るかな…)

 

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上田慎一郎監督は「人を羨んだり、失敗して落ち込んだり」しなかった。

成功した理由4つ目。

上田監督は決して「人を羨んだり、自分の境遇に落ち込んだりしなかった」人でした。

 

普通だったら、人に騙されてホームレスになった時点で故郷の滋賀県に帰っちゃってますよ(笑)

 

でも、上田監督は東京にい続けました。

 

どんな境遇にあったとしても、自分の好きな事には愚直に映画を作り上げる事と発信する事を続けていきました。

 

きっと見ていない所で落ち込んだりした事もあったかもしれませんが、少なくとも近くで見ていた僕ですら落ち込んだ姿は見たことがありません。

ずっと映画の事と、面白い作品を作り続けていったのです。

上田監督
上田監督
次はこんな作品を作ろうかと思うんですよ
上田監督
上田監督
いいですね~!だったらアイディアを入れたらどうですか?

 

今でもきっとそんな事を話しているに違いありません。

 

協力してくれる人に気遣いを忘れない人だった

2014年11月『八王子short film映画祭セレクション』にて。

 

成功した理由5つ目。

 

上田慎一郎監督は協力してくれた人に対して

「きちんと礼儀があり、気遣いを忘れない人」だったんです。

 

僕が思うに、きっと成功した人って言うのは「人に優劣を付けず、それでいて礼儀正しい人」だと思うんです。

成功した人に対してペコペコして、成功していない人に対して蔑むような人は
一時は売れたとしても、協力してくれている周りの人もいつかは離れていくと思います。

 

協力してくれた人には、きちんとギャランティを支払ってくれた。

そして上田慎一郎監督はきちんとギャランティを支払るような技術に対しては対価を考えてくれる人です。

僕もいろんな人に音楽の仕事を頼まれて、その度モヤっとした経験がありタダ(無償)で頼まれた仕事に対しての記事を書きましたが

 

上田慎一郎監督はその点はキッチリしていた人です。

 

自身の弱さも、相手に対してきちんとさらけ出しながら、対価を提示したうえで協力を促しています。

「俺、絶対売れますんでタダで協力してくれません?」なんて言わないで

 

「きっと面白い作品になるんで、一緒にやりましょう!」ってキラキラした目で話し

「仕事としてお願いさせてくれませんか?」と言ってくれる人です。

 

正直出会った当初、映画監督をやっていると僕も知ってはいたのですが
「ミュージシャンと映画監督って、そこまで仕事で絡むことはないのかな?」と思ってはいたんです。

 

ですが、一緒に映画のアイディアを練ったりするうちに、上田監督の事が大好きになっていて
「この人の為に何か協力してあげたい!」って思うようになったんですね。

 

それって上田監督の人間性に惚れたようなものなんですよね。
どんなに成功した人でも嫌いな人とは一緒に仕事したくないです。

 

きっと、本当に成功する人って周りの協力者と一緒に駆け上がっていく人なんだと思います。

以上が上田監督が成功した理由です。

この後は上田監督との思い出話をちょこっと話したいと思います。

 

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上田監督との思い出①:人生を変えることになる「ショートショートフィルムフェスティバル」

まだ上田監督が「カメラを止めるな!」の着想すらしていないであろう2014年頃
上田さんが過去作品を作っていた際に、職場の喫煙所で一緒にこれからの事を話してまして

「馬男さん、次の映画の主題歌に馬男さんの曲を使っていいですか?」

と、こんな相談をされました。

 

僕はもちろん「いいですよ!嬉しいです!是非使っちゃってください」と二つ返事でオッケーを出したんですが

 

エンディングテーマの導入部分と映画のオチの部分が重なる事もあり

上田監督
上田監督
馬男さん、次の映画のオチを2つ考えているんですが、どっちが良いと思います?

と映画のオチ部分まで相談されたんです。

その内容と言うのは

①「誰もが予想するであろうよくある定番のオチ(Aプラン)」

②「誰も予想しないような突拍子もないオチ(Bプラン)」

でした。

僕はBプランの方が圧倒的に良いと思い

馬男
馬男
誰も予想しないようなBプランの方が絶対いいですよ!

 

と意見を言いました。

 

仮撮影後の動画を見た時に「普通のオチじゃ、絶対つまらなくなる」と感じていたし
僕もミュージシャンだったので、「誰も予想しないようなオチ」の方が好きだったんです。

 

そんな僕の意見を採用されてかは分からないですが
結局Bプランで映画が完成し、その映画はショートショートフィルムフェスティバルと言う有名な映画祭で選出されました。

 

ショートショート フィルムフェスティバル(英称:Short Shorts Film Festival)は、短編映画を対象とした日本の映画祭。

俳優の別所哲也が代表を務める。毎年、100を越える国と地域から約6000本以上の応募があり、その中から厳選された約300作品ほどが様々な部門にて上映されている。

参考サイト:ショートショートフィルムフェスティバル - Wikipedia

ショートショートフィルムフェスティバルで上田監督が、海外公開されて賞を取ったり大きな注目を集め始めているのに関わらず

上田監督は全く天狗にならずに

「馬男さん、大きなスクリーンで馬男さんの曲が流れましたね!良かったですね!」

と言っていただけたときに

「ああ、この人本当に売れちゃうかもな」と思ったものです。

 

普通だったら大きな映画祭で海外にまで公開される事になったら、ある程度天狗になると思うんです。
だけど、上田監督はそんな事にはならなかった。

 

それはきっと

上田監督は自身が「売れたい」と言うよりも「面白い作品をたくさんの人に届けたい!」

って言う気持ちが強かったからだと思うんです。

 

だから僕の音楽を広めたいって言ってくれた。それが本当に嬉しかったんです。

 

「カメラを止めるな!」を地元の映画館で大きなスクリーンで見た時も
上田監督節のような映画のアイディアのフックは忘れていなく、非常に嬉しかったんです。

「上田監督はあの頃と何にも変わってないな」って本当に思います。

 

次回作もきっと変わらない上田監督らしい映画を作ってくれるんだと思います。

 

上田監督との思い出②:結婚式もアイディアが沢山盛り込まれてた。

上田監督は2014年12月、ふくだみゆきさんと結婚されまして
ふくだみゆきさんも映画監督をしています。

この2人の結婚式に僕も参加させてもらい、上田監督の映画のエンディングテーマの歌を披露させていただきました。

 

 

 

職場で上田監督さんから「馬男さん、あの歌歌ってください!」とお誘いを受けて

一緒にご飯を食べに行きながら打ち合わせをして

その後上田監督や僕やその他のミュージシャンの同僚と、アイディアを練りスタジオに入ったのですが

[sp

馬男
馬男
やっぱりやるならベース・ドラムも入れたバンド形式にしたいね!

 

なんて言ったところ

[s

上田監督
上田監督
じゃあダンサーも入れてフラッシュモブにしちゃいます! 

 

とアイディアとそれに関わる人数がどんどん膨らんでいき

 

上田監督「じゃあ僕が飛び入りで参加して(したように見せかけて)トラブルを起こすんで、その後フラッシュモブのダンサーに躍らせましょう!」

などなどいつしかふんだんにアイディアが詰まったライブの様な結婚式になりました!

 

 

 

 

 

 

上田慎一郎監督の親父さんも一緒に踊ってくれて最高でした。(笑)

 

 

そんなやりたい事を全力でやる夫を支え続けて

きっと落ち込んだらケツを叩いてくれるのがふくだみゆきさんで

上田監督をあんなにロマンチックに育ててくれたのが両親で

 

守るものがあるのだから、自分の夢をあきらめるわけでもなく
守るものが出来たのだから、前を向いて突き進んでいくのが上田監督なんだなって思います。

 

一番大きな成功した理由を6つ目に挙げるのなら

「キラキラした自分の中の想いや夢を、キラキラしたまま発信して行動していく」
と言うのを、本当に実践していったからなんだと思います。

 

あとがき

よく、「可能性は無限大だ」とか「諦めなければ絶対に夢がかなう」なんて言われても
そんな言葉が30代になると薄っぺらく感じてくるのが多いです。

 

生活苦を理由に、ケガを理由に、子供を理由に、結婚を理由に。

 

いろんな事を理由に夢を諦めそうになりながら、それでも仕事をしている人も多いと思います。

 

僕も今大分遠回りをしてミュージシャンブロガーとして、新たなスタートを切ったばかりです。

 

だけど、何だか上田慎一郎監督を見ていたら
本当に大切にしたいのなら年とか境遇とか関係ないように思えます。

 

まだ、やれるんじゃないかって。やれる事があるんじゃないかって。

そう思ってブロガーとしていろんな想いを記事にしています。

 

僕も諦めそうな夢があります。

上田監督みたいにキラキラしたまま発信はもう出来ずに

泥臭く、鈍くなってしまった光でしか届ける事は出来ないかもしれないけれど

 

変わらず音楽を続けていきたい。そう思っています。

 

「上田慎一郎監督とまた、一緒に映画を作りたい。応援したい。その為に僕も大きくならなくちゃ!」

そんな想いでブログを書かせていただきました!

 

僕に興味が湧いてくれたのなら良ければ、シェアしてくれたり他の記事をを見ていただけたらありがたいです。

 

長い記事になってしまってすみません!
見てくれて本当にありがとうございました!馬男でした!

 

公開日:2018/09/07

最終更新日:2019/01/21

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