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こんにちは!
ミュージシャンの馬男(@umaoshinmai)です!元気ですか?
今回は
「ミュージシャン・シンガーソングライター・作詞家を目指す人に向けた」内容になります。
今回は作詞の方法についてですが
作詞と言うのは誰にでも作れるため、人によってオリジナルの作り方をされている方が多いと思いますが、だからこそ難しい部分があると思います。
感じたまま、思いつくまま書きなぐるのでは、人に突き刺さるような歌詞を作り出すことはなかなか難しいです。
誰にでも出来る方法だからこそ、我流な方法ではなくきちんとした方法を教えてもらう必要があると思います。
管理者の馬男の場合は、音楽の専門学校できちんと作詞の方法を習ったのですが
作詞の師匠はやはりすごいところまで言葉を突き詰めて作っていました。
あれから15年以上もミュージシャンとして活動し、また今まで100曲以上作詞をし続けた僕だからこそ、いろいろ感じた事がありますので
今回はその点を記事にしていきたいと思います。
それでは行ってみましょう!
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その他の曲作りの記事は『曲作り』カテゴリをどうぞ!
まずは馬男の作詞・作曲の経歴を簡単に説明します。
簡単に僕の作詞作曲の遍歴を説明させていただきます。
どっちかと言うと、僕は作曲やメロディーを作るのは苦手な部類に入りますが
作詞だけは得意です!
ライブハウスで15年ほどキャリアがありますが、ライブハウスの店長に
「今まで聞いた作詞の中でピカイチ」
と言われたほどです。
(範囲狭いですが(笑))
実績としては僕の曲が『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督の過去作品のエンディングテーマに決まり、2018年10月には映画が公開される予定です。
関連記事>>>【ネタバレなし!】「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督がなぜ成功したか、一緒に映画を作った友人が解説してみる。
もちろん作詞家として活動しているわけでもありませんし
CDは発売していますが作詞で収益を上げているわけではありません。
ただ、音楽の専門学校の中で基本的な事を学び、15年以上切磋琢磨してきた自負があります。
自分がすごい!と思う人に学んだ事によって馬男の実力が飛躍的にアップしたのは事実です。
作詞は誰かに教わるものでもないと言う意見は間違い?
作詞と言う物は誰にでも作る事が出来ます。
ですので、誰かに教わる事と言うのはとまどいがあったり
「そんなことしなくても自分の歌詞は良いんだ!」って思うかもしれませんが
自分が想像もつかない方法で突き詰めて作詞家をやっている人はたくさんいます。
ただ、やはりプロとして活動したい!とあなたが思うのであれば
やっぱりある程度のクオリティが必要になります。
(ある程度のクオリティでは足りないけど…)
やはり基本的な方法を学び、そのうえで自分の中の個性を付け足すものだ!
と考える方が良いでしょう。
自分の中で良く出来たなぁと思う作詞の共通項があるので
それもお話ししていきたいと思います。
メロディーや曲が先か、歌詞が先か自分が得意な方法はどっち?
ミュージシャンあるあるですが、よく作詞の話をした場合アーティスト仲間に「メロ先?(曲先?)歌詞先?」と聞かれることは良くあります。
これはいわゆるメロディーと歌詞をどっちから先に作るか?
と言う事ですが、人によってやり方や得意な方法が違うのでまずは自分がどっちの方法で作るのが楽で楽しいのかを考えていきましょう。
また補足ですがメロディー先行か歌詞先行かで
それぞれメリットデメリットもあるので説明していきたいと思います。
コードやメロディーから作ってその後歌詞を付けて肉付きする。
一般的な作詞・作曲をするタイプは恐らくコードやメロディから作っていく人が多いでしょう。
馬男の場合も同じです。
僕の場合は
メモ
①コード→②メロディ→③作詞→④アレンジ
といった方法で、曲を仕上げていきます。
メロディがある分
「歌詞の方向性が決めやすい&文字数がある程度決まっている為作りやすい」
と言う利点があります。
ただ、デメリットとしては
文字数制限がある為、言葉一つ選ぶのに時間がかかったりします。
まずは作詞から仕上げて、その上でコードやメロディを付けていく。
こちらは少し特殊ではありますが歌詞を先に作り、その上でメロディを付けていく人です。
作成方法で有名なのはMr.Childrenの桜井和寿さんですね!
メリットとしては
文字数の制限がないから多彩な表現をすること出来る!
ただ、メリットはデメリットにもなりうるとはよく言ったこと。
デメリットとしては
文字数の制限がないからこそ、自由に作りすぎてしまった歌詞の為
その分メロディを作るのが難しくなったり、詰め詰めな表現になってしまう。
ので注意が必要です。
関連記事>>>作詞のコツ!もっと良い歌詞にさせる『視点と距離感』について話す!
曲やメロディー先行の歌詞作成方法を説明します。
では僕の歌詞作成方法を説明します。
使用するものは
作詞に必要な物。
- ノートとペン(なんでもいいです)。
- メロディや曲がを録音されている音源。
- 言葉の意味を調べるために使用する携帯や辞書。
だけです。
まずは録音したものをひたすらループ再生して聞き続けます。
その上でどんなイメージが湧いてくるのか想像力を働かせましょう。
いわば短編小説のストーリーを作っていくイメージです。
ノートにはひたすら思いついた言葉を書いていきます。
それが
「朝」なのか「夜」なのか。
「外」なのか「屋内」なのか。
「君」なのか「あなた」なのか。
何でもいいです。ひたすら思いつくものを書いていきます。
その上で聞いていくうちに
「広がりがありそうな言葉」
「そこからストーリーを広げていきたいと思える言葉」があるのを探してみましょう。
…なんとなく言っている意味わかります?(笑)
よし、ちょっと分かりやすく例を出して考えてみます!
これはメロディがちょっと暗めなマイナーな曲。
そうですね。テンポは遅めな曲としましょう。
思いついたフレーズをひたすら並べていきます。
・夜
・信号機
・車
・サイレン
・救急車
・大雨
といった風に。
この中からなんとなく広がりがある単語を見つけます。
・夜 →明け方前4時
・大雨 →土砂降り →夏前
・信号機 → 赤 →ボヤっとにじんだ色
・車 →タイヤと雨がこすれた音がする
・サイレン →悲鳴
・救急車 → 耳をつんざく音 →心臓の鼓動の音 →息が上がる →走った後のよう →喉が渇く
といった感じです。どうでしょう?何となくイメージが湧いてきませんか?
夏前のムワっとした夜明け前にちょっとした不安な想いがしますよね?
こうやってストーリーを作っていきます。
ではなぜこうやって作詞をした方が良いのか?
次にこちらの説明します。
言葉を並べていくにつれてイメージが固まり、ブレたストーリーにならない。
一番はこの理由になります。
思い付きで作詞をしているうちに、言いたい事をあれもこれもと詰めすぎて
ストーリーが分かりづらくなってしまったり、考えがまとまらなくなってしまう事があります。
あなたも友達と話しているうちに
「あれ?俺何が言いたかったんだっけ?」と思った事があると思いませんか?
これを防止したり、メインテーマから正しく広げさせていく事が歌詞作りにも重要なファクターになります。
関連記事>>>【作詞のコツ】初心者にありがちな『場面やスケールの大きさ』について。
歌詞作りに重要なのはマインドマップのように言葉や映像を広げていく事。
先ほどのマインドマップについて細かく言うと
そしてメインテーマや浮かんだ言葉から物事を広げていく手法を
「マインドマップ」と言われています。
マインドマップの画像
メモ
①メインテーマを一つに決め
②メインテーマから枝を伸ばしていき
③具体性を広げていく
といった方法です。
描き方は、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを広げ、つなげていく。
思考を整理し、発想を豊かにし、記憶力を高めるために、想像 (imagination) と連想 (association) を用いて思考を展開する。
この方法によって複雑な概念もコンパクトに表現でき、非常に早く理解できるとされ、注目され始めている。
人間の脳の意味ネットワークと呼ばれる意味記憶の構造(コリンズとキリアンら)によく適合しているので理解や記憶がしやすいと言われている。
上記の方法ではメインテーマを決めずに
メロディーや曲のイメージからメインテーマを決めていくような
「マインドマップの逆の方法」ではありましたが
最初はマインドマップのように
「メインテーマを一つに決めて、枝分かれした言葉を作っていく」事がやりやすいと思います。
こうやって作詞をしていくとイメージがしっかり決まって
非常に丁寧に作詞をしていく事になるので
是非マインドマップを導入していきましょう!
歌詞を作る際に注意しなければならない点とは?
ではマインドマップを使用して作詞をする方法が分かったところで、次にいくつか注意点を話していきたいと思います。
これはあくまで馬男の経験ではありますが、よくある「歌詞作りでのありがちな失敗例」なので是非ご覧になって下さいね!
安易なストーリーは安っぽく感じる。
例えば先ほどの歌詞を例に出して、ストーリーを作っていくとしましょう。
注意しなければならないのは
「安易なストーリーは安っぽいと言う事」
です。
要は言葉やストーリーがいくつか浮かんできますが
「本当にそれが一番いいのか?」
と言う事を、何度も考えては捨てていく事が重要になります。
ここでいう安易なストーリーとはどんなストーリーでしょうか?
・夜 →明け方前4時
・大雨 →土砂降り →夏前
・信号機 → 赤 →ボヤっとにじんだ色
・車 →タイヤと雨がこすれた音がする
・サイレン →悲鳴
・救急車 → 耳をつんざく音 →心臓の鼓動の音 →息が上がる →走った後のよう →喉が渇く
さて、さきほどのこれらの言葉からどんなストーリーを思いつきましたか?
そうですね。
最初に思いつくのは「事件が起きている」内容のストーリーです。
「繁華街の朝4時 俺は何てことをしてしまったんだ
今俺は逃げているぜ どんな奴からも逃げきってやる」
うーん、クソダサいですね!(笑)
やばい!!自分で書いてて本当にダサいと思いました。こりゃあダメですね!
…と言った風に時に冷静に俯瞰しては捨てていく作業が必要になります。
テーマは大きくするよりも小さい方が聞いた人に突き刺さる場合が多い。
では次に。
わりと結構いるのですが、失敗例として多いのが
「歌詞のテーマが自分に合っていないこと」
が挙げられます。
空想な世界表現をするのはいいんですけども、重要なのは
空想の中で「リアルな自分や出来事を表現する」ということ。
上での注意点としては”あなたは似たような事件に遭遇したことがあるか?”と言う疑問。
自分に合ってないテーマは非常に安っぽい曲になりがちだと言う事です。
そしてそれは聞いた人にも同じように「ウソっぽいストーリーだなぁ」と伝わってしまうので注意が必要です。
あくまで自分が体験した部分の思いながら作っていくのがコツです。
作詞の勉強にオススメな本
僕は音楽専門学校で作詞を学びましたが、数多くの作詞本を見ても勉強してました。
独学で学ぶことも経験として非常に重要ですが、作詞の本も数多く読みました。
目線や視点について詳しく書いてあったのはこちらの「作詞の勉強本」と言う本でした。
より詳しく突き詰めて考えたい人には勉強になるので読んで見てくださいね!
また上記にあるマインドマップについて詳しく見てみたい人に「新版 ザ・マインドマップ」と言う本もオススメです!
物事をよりつながり的に広げていくマインドマップと言う考え方は非常に現代で注目されているので作詞だけでもない多角的な想像力を鍛える方法として勉強する意味があります!
【音楽スクールに通いたいならマンツーマン指導の【シアーミュージック】
作詞本もいいけど、やっぱり自分が付いていきたいと思う人を探す意味で
音楽スクールに通う事はやっぱりオススメです。
作詞だけじゃなく、ボイストレーニングやライブのステージングなどそれ以外でも学ぶことは多いですが、やっぱり対面で会って話し、マンツーマンで見てもらって客観的な意見をもらう事が上達のコツかと思います。
まとめ
さて、いかがでしたか?
まずは「作詞作成方法」の第一弾の記事でしたが役に立っていただけたでしょうか?
今回のまとめです。
・作詞作成方法には「マインドマップ」が重要。
・安っぽいストーリーは本当に安っぽい。
・空想の中のリアルを意識しよう。
でした!
これからも作詞についての記事をたくさん書くつもりなので良ければ見てくれたら幸いです!
それじゃあまったね~!
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